札幌の高1自殺訴訟、母親控訴 不適切指導否定に不服
共同通信 2019/5/9(木) 21:16配信
2013年3月に札幌市の北海道立高校1年の男子生徒=当時(16)=が自殺したのは吹奏楽部の顧問教諭が指導名目で追い詰めたのが原因として、母親(51)が道に約8400万円の損害賠償を求めた訴訟で、原告側は9日、教諭の指導は不適切ではなかったとした札幌地裁判決を不服として、札幌高裁に控訴した。
原告側は生徒が所属していた吹奏楽部の部員からいじめを受けていたとし、反発した生徒が部員とトラブルになると、顧問は生徒だけに非があるとして部員全員の前で謝罪させたと主張。4月の地裁判決は、指導は必要性が認められ、その方法も一定の相当性があったと認定した。