背中たたき、襟つかみ… “英才教育”保育施設で暴行

背中たたき、襟つかみ… “英才教育”保育施設で暴行
Fuji News Network 2019/5/15(水) 18:54配信

英才教育をうたう保育施設で、園児に対する暴行が繰り返されていた。
動かぬ証拠となったのは、元同僚がひそかに撮影した映像だった。

子どもの背中をたたき、洋服をつかんで引き寄せる男性。
背後から襟をつかんで、引きずり寄せたり、さらには、強引に座らせたりする様子がとらえられていた。

そこには、生きた英語を教えるための外国人講師が、子どもに暴行する様子が撮影されていた。

横になった2歳の男の子を手を振り上げてたたき、乱暴に座り直させるカナダ人講師。

子どもを片手で持ち上げ、乱暴に運ぶ様子も。

この動画は、福岡・北九州市の認可外保育施設「リトルジェムス」に、2019年3月まで勤務していたアメリカ人の元職員がひそかに撮影したもの。

外国人講師による英会話などの英才教育をうたい、1歳から6歳までの子どもが通っている、この施設。

元職員は、こうした暴行を告発するため、撮影した動画をSNSに投稿し、問題が発覚した。

遊び道具のテントを乱暴に持ち上げると、中にはまだ、園児が入ったまま。

園児の足を持ち、逆さまの状態で運ぶ様子も。

大けがにつながりかねない、乱暴な行動が撮影されていた。

元職員は取材に対し、「わたしが働いていた1年間、ほぼ毎日起きていた。上司に相談したが、誰も何もしなかった」とした。

突然立ち上がり、男の子を持ち上げると、大きな箱に入れ、何事もなかったかのように、女の子と英語のレッスンを再開する男性講師。

また別の日も、男の子を箱に入れる様子が撮影されていた。

事実関係を認めた施設側は、14日夜、およそ2時間にわたって、保護者説明会を行い、北九州市が14日、国の通知に基づいて施設に特別立ち入り調査に入った。

施設によると、暴行に及んだ40代のカナダ人の講師は、およそ5年前から勤務。

14日から出勤停止になっているという。

その一方で、把握している暴行の頻度や保護者への対応については明らかにせず、顧問弁護士と相談して、しかるべき対応をとるとしていて、北九州市は、引き続き施設が適切な対応をするよう、指導していくとしている。

(テレビ西日本)

——

外国人講師 園児への暴行動画がSNSに 市が調査
九州朝日放送 2019/5/15(水) 13:40配信

乱暴に園児を扱う姿がはっきりと残されていました。北九州市の認可外保育園で外国人講師が園児に暴行を加えた疑いで市が調査を行っていることがわかりました。

園児の体を叩きつける、外国人講師の男性。さらに、園児の足を掴み、宙づりにしたり、服をつかみ床にたたきつける様子も動画に映っていました。

北九州市によりますと小倉北区の認可外保育施設で、40代のカナダ人の男性講師が当時2歳の園児の身体を叩くなどの暴行を加えていました。

市民からの通報を受けた北九州市は4月16日に調査しましたが、施設側は、「思い当たることはない」と、暴行の事実を否定したため、市は口頭での指導にとどめていました。

その後SNS上に動画が投稿されたことを受け市が14日改めて施設に聞き取り調査を行い暴力行為が確認されました。

この動画を撮影した元同僚によると、動画は2019年1月から3月にかけて撮影され複数の児童が被害にあっているということです。

施設の弁護士によると「非常に熱心な先生で、保護者からは常に評判が良かった。管理体制に問題があったと言わざるを得ない。園を存続させるかも検討中だ」ということです。

北九州市は「今後は再調査の期間を短くしたり、警察への通報も検討しなければいけない」としています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする