市尼崎バレー部で体罰常態化 監督の教諭は隠蔽も
毎日新聞 2019/5/21(火) 21:21配信
兵庫県尼崎市立尼崎高校の男子バレーボール部でコーチの男性臨時講師(28)が部員の顔を10回以上平手打ちしてけがをさせた問題で、市教委は21日、コーチが別の部員にも体罰をしていたと発表した。部員33人のうち15人が体罰を受けたり目撃したりしたと訴えており、市教委はコーチによる暴力が常態化していたとしている。また監督の男性教諭(51)について、体罰によるけがを隠蔽(いんぺい)したと認定した。
市教委によると、部員からは約20件の情報が寄せられた。コーチは部員の首をつかんで投げるなど3件の体罰について認め、「部員が監督の言うことにしか従ってくれなかった。自分に自信がなかった」などと話したという。
一方、監督がコーチの体罰を校長らに報告する際、部員がけがをしたことについて言及しなかった点を隠蔽と判断。監督自身も、部員の髪の毛をつかむ体罰をしていたと認定した。
一連の問題では今年4月、コーチに平手打ちされた部員が一時意識を失い、脳しんとうなどで全治2週間と診断されている。市役所で記者会見した稲村和美市長は「体罰はどのような理由があろうとも決して許されることではない。深くおわび申し上げます」と謝罪した。【近藤諭、川畑さおり】