LINEで「好き」/部活で「死ね」… 女子生徒に不適切言動、体罰 男性2教諭、停職6カ月 浜松市教委が処分発表

LINEで「好き」/部活で「死ね」… 女子生徒に不適切言動、体罰 男性2教諭、停職6カ月 浜松市教委が処分発表
@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 2019/8/3(土) 8:05配信

 浜松市教育委員会は2日、女子生徒への不適切な言動や体罰があったとして、市内の学校に勤務する20代と40代の男性教諭2人をそれぞれ停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。1日付。

 市教委によると20代の教諭は4月、友人関係の相談をしてきた女子生徒に好意を抱き、無料通信アプリ「LINE」で「好き」「早く会いたい」と頻繁に送信した。帰宅後の女子生徒を呼び出し、自家用車内で抱きしめるなどの行為も行ったという。7月中旬に女子生徒が養護教諭に相談して発覚した。

 40代の教諭は、2017年度から19年6月まで、顧問を務める部活の指導中に複数の女子部員に「死ね」「殺す」などの暴言を発し、頭を引っ張るなどの体罰も行った。

 さらに1人の部員にはLINEや電話で連絡し、執拗(しつよう)に返信を求めたほか、保護者に内緒で自家用車に乗せて自宅付近まで送り届けるなど部員の行動を束縛した。6月に匿名の手紙が学校に届いて発覚した。教諭は「チームを強くしたい思いがありすぎて、間違った指導をしてしまった」と話しているという。

 花井和徳教育長は「全教職員に対する綱紀粛正を徹底し、学校への信頼回復に努める」と陳謝した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする