【独自】わいせつなどで免許失効の教員、官報に不掲載…大阪府教委
読売新聞オンライン 2020/12/18(金) 13:34配信
大阪府教育委員会が2019年度までの10年間に、わいせつ事案などで教員免許が失効した教員13人の氏名などを、官報に掲載していなかったことが分かった。沖縄県で不掲載が明らかになり、文部科学省が各都道府県教委に調査を指示していた。
府教委によると、13人はいずれも公立学校に勤務していた。6人は懲戒免職処分、3人は分限免職処分を受け、4人は禁錮以上の刑が確定するなどして、それぞれ免許が失効した。懲戒免職となった6人のうち、5人はわいせつ事案が理由だった。
府教委は10〜19年度、教員免許が失効・取り上げとなった178人の情報を官報に掲載していた。不掲載は組織内の連絡ミスなどが原因という。担当者は「13人を速やかに掲載するよう手続きをした。再発防止のため、チェック体制を強化したい」と話している。