鹿児島県教員採用試験で問題に不適切箇所 全員に加点

鹿児島県教員採用試験で問題に不適切箇所 全員に加点
鹿児島ニュースKTS 2020/12/24(木) 17:47配信

鹿児島県教育委員会は、2020年7月に行った県の公立学校の教員採用試験で、「理科」の試験問題の一部に不適切な選択肢があり、受験者全員に1問分の点数を加えたと明らかにしました。なお合否に影響はありませんでした。

2020年7月に行われた県の公立学校の教員採用試験では、中学と高校の「理科」の教員を志望する83人が「理科」の筆記試験を受けました。

県教育委員会によりますとこの時出題された設問のひとつについて、12月3日、外部の出版社から「問題の選択肢に誤りがあるのでは?」との趣旨の問い合わせがあり、県が改めて確認しました。

その結果、当初は「誤り」としていた選択肢を選んでも、設問の条件を満たしていることがわかり、県教育委員会はこの問題に正解すると加点される「3点」を受験者全員に加点しました。試験の合否への影響はないということです。

県教職員課の池田浩一課長は「このような事態となり非常に申し訳ありません。今後チェック体制を検証し、再発防止に努めたい」とコメントしています。

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