いじめ改ざん 仙台市議会常任委、体罰「野放し」と批判

いじめ改ざん 仙台市議会常任委、体罰「野放し」と批判
河北新報 2021/1/22(金) 8:46配信

 児童のいじめ実態把握調査の回答を改ざんしたとして、昨年12月に懲戒免職となった仙台市七北田小(泉区)の男性講師が市内4校で体罰や不適切指導を繰り返していた問題を巡り、市教委は21日の市議会市民教育委員会で、「実態を把握できていなかった。大いに反省する」と陳謝した。

 市教委によると、講師が2018〜20年度に勤務した七北田小など4校で、担任した児童と保護者にアンケートした結果「『お前はバカか』と言われた」「肩にパンチされた」「服を引っ張って廊下に放り出された」などの体罰、不適切指導が計53件確認された。

 谷田至史教育人事部長は(1)学校が講師の言動を把握し切れなかった(2)保護者から訴えがあったものの、寄り添った調査をしなかった(3)市教委に報告せず、情報共有がなかった−と問題点を指摘し「学校も市教委も大いに反省しなければならない」と謝罪した。

 議員は「七北田小でたまたま発覚しただけ。市教委は体罰や不適切指導を野放しにしていたとしか受け止められない」と追及。別の議員は「児童や保護者の訴えがありながら、共感力が足りない」と批判した。

 市教委はいじめ調査の改ざん防止策として、回答用紙を封筒に入れてのり付けして提出させ、開封時は複数が立ち会い、職員室の書棚で管理するほか、回答の修正が生じた場合は朱書きか、別紙に記載して原本を変えないように徹底する。

 昨年12月24日、全市立学校に回答用紙の総点検を指示した結果、いじめが「ある」と答えた児童や関係児童に事情を聞き、いじめではないと判断し「ない」と書き換えた事例があった。

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