飛行機マスク拒否 起訴の元大学職員釈放 「裁判で明らかにしたい」

飛行機マスク拒否 起訴の元大学職員釈放 「裁判で明らかにしたい」
毎日新聞 2021/1/25(月) 17:51配信

 ピーチ・アビエーションの飛行機内でマスク着用を拒んで客室乗務員らとトラブルになり、臨時着陸させたとして威力業務妨害と傷害などの罪で起訴された元大学職員、奥野淳也被告(34)=茨城県取手市=が釈放され、25日に毎日新聞の取材に応じた。奥野被告は「報道された内容は事実と違う点もあるが、裁判で明らかにしたい」と話した。

 奥野被告は19日に大阪府警に逮捕され、大阪地検が22日に起訴。地検は勾留を請求したが大阪地裁が認めず、同日夜に釈放された。

 電話取材に応じた奥野被告は、客室乗務員への暴行や暴言を否定したが、「弁護士と相談し、軽はずみなことは言えない」として詳細な説明は避けた。一方で「私は『マスク拒否おじさん』なので、取り調べ中も留置場でもマスクをしなかった」と話した。

 起訴状などによると、奥野被告は2020年9月7日、釧路空港から関西国際空港に向かう機内で女性客室乗務員の腕をひねって2週間のけがをさせ、大声で威圧するなどし、同機を新潟空港に臨時着陸させてピーチ社の業務を妨害したとされる。【土田暁彦、安元久美子】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする