部活の高2死亡 「指導死」後絶たず 平成以降94件、大半は「言葉の暴力」

部活の高2死亡 「指導死」後絶たず 平成以降94件、大半は「言葉の暴力」
琉球新報 2021/2/14(日) 19:33配信

 運動部顧問の日常的な叱責に悩んでいたが、今年1月に自ら命を絶っていた。県教育委員会は第三者委員会を設置し、因果関係の調査を始める。教員の「指導」に追い詰められた生徒が自殺する事案は全国的に相次いでおり、「指導死」という言葉も生まれている。

 18年には事案もある。

 教育評論家の武田さち子さんの調査によると指導死(未遂含む)は平成以降94件発生し、88%に当たる83件が殴る蹴るなどの暴力を伴わない事案だった。武田さんは、今回の件について「桜宮や不来方と似ている」と指摘する。遺族によると、生徒は顧問から「主将をやめろ」「部活をやめろ」などと日常的にきつく叱責されることを悩んでいた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする