有名小学校トップを歴任したエロ校長が仰天の逮捕 児童買春、“もも”と名乗ってポルノ販売〈dot.〉
AERA dot. 2021/4/4(日) 9:00配信
とんでもない小学校のエロ校長が逮捕され、教育界に激震が走っている。児童買春と児童ポルノ法違反などの疑いで大阪府警寝屋川署に逮捕されたのは、伊丹市立小学校の元校長で教育委員会の非常勤職員・峰松誠治容疑者(62)。
容疑はSNSで知り合った女子高校生に2020年9月〜11月にかけて、現金15000円を渡してみだらな行為をしたほか、別の女性のわいせつ画像3枚をSNSを通じて約5000円で販売したという教育者としてあるまじき行為だった。
峰松容疑者は楽天イーグルスの田中将大投手、巨人軍の坂本勇人選手が卒業した兵庫県伊丹市では最も有名な小学校の校長も歴任した。定年後は伊丹市内の幼稚園の園長も務めたが、その素顔はとんでもないロリコンだったというのだ。
峰松容疑者が伊丹市教育委員会に駆け込んできたのは、3月12日早朝――。伊丹市教育委員会の担当者はこう振り返る。
「憔悴した様子で『辞表を出します、受け取ってくれ』といきなり話がありました」
その前日の3月11日朝、峰松容疑者の自宅に大阪府警寝屋川署が踏み込んだ。児童買春などの容疑で事情を聞きたい、という要請だったが、その日は逮捕されることはなく、伊丹市内の家に帰ることができた。
「バレたきっかけはサイバーパトロールです。児童ポルノを販売するというSNSを見つけて追跡。その結果、峰松容疑者が浮上した。さらに調べたところ、児童買春も判明したという事件です。悪質なので逮捕となりました」(捜査関係者)
前出の教育委員会担当者に峰松容疑者が告白した内容は、教育者として信じがたいものだった。
「峰松容疑者は児童買春とわいせつ画像売買の2つの容疑で逮捕されましたが、事実と認めていました。まじめで実直な先生だったので、ほんまかと驚いた。学生と思われる女性と3度、会社員という女性と1度、関係を持ったと説明していた。2人ともツイッターで知り合ったとそうです。学生という女性には買春の対価として1回につき1万5千円から3万円を支払った。会社員は1回3万円で、記憶は鮮明だと語っていました」
峰松容疑者が教育委員会に学生と説明した女性が今回の逮捕容疑となった児童買春に該当するとみられる。
「ただ峰松容疑者は『学生とか会社員とか、話した内容で推測しただけ。年齢を確認したわけではない』『未成年者と意識していない』と逮捕容疑を否認するようなことも言っていた」(前出の担当者)
もう一つの容疑、わいせつ画像販売は、2020年8月の1か月間に3万円前後をツイッターで売り上げたそうだ。
「SNSで知り合った女性からもらったり、無料のわいせつサイトからダウンロードした画像を1枚500円くらいで50枚から60枚を売ったと認めていた。写真をSNSで売る時は『もも』という女子中学生になりすまして書き込んでいたそうです。(人気女子プロゴルファーの)三浦桃香選手の名前から拝借したと話していた。ファンかどうかはわかりません」(前出の担当者)
小学校の校長だった時代、トラブルなどはなかったという。担当者によると、「誠実な先生で、事件がバレた時も教育委員会では『本当ですか』という声があがった」という峰松容疑者。
伊丹市教育委員会の聞き取りでも、「申し訳ない、反省している、今後は社会奉仕活動をしたい」と述べたという。
峰松容疑者は2014年春から約2年間、伊丹市立昆陽里小学校の校長を務めたが、この学校は前述した楽天の田中投手、巨人の坂本選手の母校だ。峰松容疑者は昆陽里小学校の学校長挨拶でこう記している。
<「命輝き 笑顔輝く 昆陽里小学校」心豊かにたくましく生きぬく力を育てる>
OBの田中、坂本両選手についてメディアからインタビューを受け、こう答えている。
<子どもたちにとって田中選手も坂本選手もこの小学校出身ということで近しい存在として見ていると思いますね。それに子どもたちにプラスになっているなと感じるのは、この小学校に通っていた人が今、あれだけの選手になっている、身近なモデルになっているということで、「自分たちも頑張ろう」という気持ちを育てているんじゃないでしょうか>
田中、坂本両選手のサイン色紙を手にしている写真もあった。2019年春に教員から定年退職し、退職金をもらい、幼稚園の園長になった峰松容疑者。2020年4月から不登校や学校になじめない児童を指導する教育センターの指導員をしていたという。
峰松容疑者が校長だった時、昆陽里小学校にいた卒業生はこう語る。
「昆陽里小学校は伊丹市で自慢の小学校です。こんな恥ずかしい校長がいて格好悪い。峰松容疑者は一見、まじめそうだけど、夏場のプール授業では、変な笑みを浮かべて見に来たりして気持ち悪い感じでした。小学校の校長時代に撮った写真を販売していないか、心配になります」
前出の教育委員会担当者にその疑念をぶつけてみた。
「小学校校長や幼稚園の園長の時、おかしな写真を撮って販売していないかを問い詰めたら『絶対ない』と答えていました。今は峰松容疑者の言葉を信じるしかありません」
伊丹市は峰松容疑者に対し、懲戒免職にした。とんでもないエロ校長がいたものだ。
SNS(会員制交流サイト)で知り合った女子高校生に現金を渡して児童買春したり、わいせつ画像を販売したりしたとして、大阪府警寝屋川署は30日、児童買春・ポルノ禁止法違反などの疑いで、兵庫県伊丹市の元小学校長で総合教育センター非常勤職員、峰松誠治容疑者(62)=同市千僧=を逮捕した。「18歳未満と思わなかった」と容疑の一部を否認しているという。
逮捕容疑は、昨年9月中旬〜11月下旬の間、大阪市内のホテルで、SNSで知り合った府内の高校生(当時)が18歳未満と知りながら現金1万5千円を渡して児童買春したとしている。このほか、同年8月下旬、SNSで中学生を自称する相手から入手したわいせつ画像を、女性になりすまして3点5千円相当でインターネット上で販売したとしている。同署が画像販売を発見し、容疑者として浮上した。
伊丹市によると、峰松容疑者は公立小学校で教諭、校長を務め一昨年3月に定年退職。市立幼稚園長を経て昨年4月から非常勤職員として総合教育センターで不登校の子供たちの指導を担当していた。今月12日に「事情聴取を受けている」と本人から報告があり自宅謹慎。30日に懲戒免職処分となった。市の担当者は「まじめで誠実と評判だったので驚いている。子供たちに迷惑をかけると反省していた」と話している。