近大医学部元教授 詐取した金額の約3割 共犯の取引先の元社員に報酬として渡したか
読売テレビ 2021/6/12(土) 17:45配信
近畿大学医学部の元教授をめぐる大学経費の不正受給事件で、元教授が取引先の元社員にだまし取った金額の約3割を報酬として渡していたとみられることが関係者への取材でわかった。
近畿大学法医学教室の元教授、巽信二容疑者(66)は、一昨年から今年にかけ、医療用品を購入したとするウソの領収書を大学に提出し、大学の経費1700万円あまりをだまし取った疑い。
その後の関係者への取材で、ウソの領収書を作成したとして逮捕された医療機器販売会社の元社員、藤戸栄司容疑者(52)が「巽容疑者がだまし取った金額の約3割を報酬として得ていた」と話していることが新たにわかった。
また、領収書を作成する際、巽容疑者から具体的な金額や品目の書き込みを指示されていたという。府警は2人の口座を調べるなどして、裏付け捜査を進めている。