日大ドン・田中英寿理事長の側近、2億円流出契約に関与か 付属病院の建設工事で 日大事業部に深く関わる「体育会系人脈」

日大ドン・田中英寿理事長の側近、2億円流出契約に関与か 付属病院の建設工事で 日大事業部に深く関わる「体育会系人脈」
夕刊フジ 2021/9/10(金) 16:56配信

 東京地検特捜部が日本大学本部などを家宅捜索した事件で、医学部付属板橋病院の建設工事を巡り、田中英寿理事長(74)の側近で、関連会社「日本大学事業部」の取締役を兼務する理事が不正に2億円超を流出させた疑いがあることが分かった。日大では2018年のアメリカンフットボール部の悪質反則が社会問題となったが、体育会人脈が大学経営に深く関与する構図が再び浮き彫りになっている。

 特捜部は9日、兵庫県芦屋市にある理事の自宅や、理事が社長を務める大阪市のスポーツ用品販売会社も捜索に入った。大学側に損害を与えた背任の疑いがあるとみて押収資料の分析を進めている。

 関係者によると、日大は昨年、老朽化した板橋病院を建て替えるための設計を都内の設計事務所に二十数億円で発注。この契約の過程で、理事は自身が役員を務める日本大学事業部を介し、一部を不正に流出させた可能性があるという。

 日大事業部は日大が100%出資し、10年に設立。大学関連の業務を幅広く手がけることで、資金を内部にとどめる役割を果たしている。13年12月期に約7億8000万円だった売り上げは、17年12月期には約69億6000万円に膨らんだ。

 同社をめぐっては、設立当初から理事を含めアメフト部など体育会の人脈が大きく関与していた。

 アメフト部にも影響力を持っていた理事は、悪質反則問題を契機に18年7月に理事を辞任していたが、昨年9月に再び選任されていた。日大事業部の幹部職も18年7月に辞任したと発表されていたが、19年に取締役に就任、20年に再任されている。

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タックル問題で再燃 日大理事長の交遊関係に“マル暴”の影
日刊ゲンダイ 2018/05/30 06:00

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