生野特別支援学校:事務職員が「カラ残業」 市教委、調査へ /大阪

生野特別支援学校:事務職員が「カラ残業」 市教委、調査へ /大阪
毎日新聞 2012年2月4日(土)13時55分配信

 大阪市公正職務審査委員会(委員長・播磨政明弁護士)は3日、市立生野特別支援学校で07〜08年度、事務職員が勤務時間を水増しする「カラ残業」の手口などで、超過勤務手当を実際より多く受け取っていたと発表した。同委員会は同日、市教委に対し、過去に問題のあった市立特別支援学校と高校を対象に、過去5年間について調査するよう勧告した。
 内部告発を受け、同委員会が調査していた。勧告などによると、2年間で少なくとも11件の不正処理が確認され、最長54分の水増しがあった。事務職員らは聞き取りに対し、「昼の休憩時間が取れなかった際に、その分を超過勤務として申請していた」と説明し、カラ残業を否定している。校長が黙認していた可能性もあるという。
 市教委は不正の全容を確認し次第、職員らに支払われた手当の返還を求め、処分する方針。【津久井達】

2月4日朝刊

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