4時間“拷問” 殺人未遂の元日本人大学教授に懲役12年 クリスマスイブの惨劇はなぜ起きたのか 米

4時間“拷問” 殺人未遂の元日本人大学教授に懲役12年 クリスマスイブの惨劇はなぜ起きたのか 米
2021/11/8(月) 11:12
飯塚真紀子在米ジャーナリスト

 2019年12月23日夜から24日早朝にかけてマサチューセッツ州のサウス・ハドリーにあるマウント・ホリヨーク大学で、当時、アート・スタジオ学科の学科長を務めていた大学教授八柳里枝氏が犯した殺人未遂事件も、なぜ?を考えずにはいられない。
 この日、八柳氏は、同僚である地学・環境学の教授ローレット・サボイ氏に4時間にわたって“拷問”のような暴行を加えたことから、60歳以上の人物を殺害しようと凶器を使って暴行を加えた罪や脅迫暴行罪、家宅侵入罪、傷害罪などの罪で起訴された。

 犯行の背景には、一緒に住んでいた恋人との関係が悪化し、別れが近づいていたことがあったようだ。事件当日も、恋人は家族に会うために州外に出ていた。近づく別れを前に鬱状態になっていたのだろうか、八柳氏は「生きていると感じさせてくれるものを必要としていた」と捜査官に話している。

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