和歌山南陵高の前副校長が提訴 “ストライキ”めぐり「懲戒解雇は不当」
ABCニュース 2022/6/16(木) 19:18配信
運営に混乱が起きて行政指導を受けるなどしている和歌山県の高校で、副校長の男性が不当に解雇されたとして提訴することになり、会見を開きました。
裁判を起こすのは和歌山南陵高校で副校長を務めていた60代の男性です。
訴状によりますと、男性は今年2月、副校長として採用されましたが、教師への給与未払いなどが判明し5月、ほかの教師とともに「ストライキ」をしました。
すると学校は、6月になって「『ストライキ』の際に教師らに嘘の説明をした」などとして、男性を懲戒解雇したということです。
男性は、「嘘の説明をした事実はなく解雇は違法で無効」だとして学校に対し、副校長としての地位の確認と、給与の支払いなどを求めています。
(和歌山南陵高校の前副校長)「1日も早く生徒にとって安全で安心して学校生活を受けられる環境に戻すことが重要」、「こうしたこと(裁判)をしなければ学校で起きていたことを明るみにできない」
和歌山南陵高校は「訴状を見ていないのでコメントできない」としています。