別な場所で小1降ろす スクールバス 手引反し学校戻らず 茨城県かすみがうら市

別な場所で小1降ろす スクールバス 手引反し学校戻らず 茨城県かすみがうら市
茨城新聞クロスアイ 2022/7/26(火) 9:00配信

茨城県かすみがうら市内の小学1年の男子児童が今月、下校時のスクールバス内で寝過ごした後、バス停以外の場所で降車し、保護者が一時行方不明として学校に通報していたことが25日、分かった。男児は約1時間後、無事に保護者の下に戻った。バス運行の手引では、予定の場所で降ろせなかった場合、学校まで戻るよう定めていたが、運転手が対応を誤っていた。

市教委などによると、児童は1日午後4時前、下校のバスに乗車。下車予定のバス停を寝過ごし、次のバス停で運転手に声をかけた。児童は終点から車庫に戻る途中の商店前で降車した。運転手は経緯を学校に連絡していなかった。保護者は予定時間になりバス停まで児童を迎えに行ったものの姿がなく、同4時20分ごろから約1時間、4回にわたり学校に連絡した。児童は別の保護者が見つけ、無事を確認した。

保護者側は25日、再発防止を求める要望書を市教委に提出した。

市教委は4日に内容を把握したとしており、「バス停以外で児童を降車させるのは危険で、保護者に直接引き渡せなかったのは問題だった」と陳謝している。再発防止策として、バスに乗る児童の名簿を運転手に渡し、降りていない児童がいた場合は学校まで戻るようバス会社に再度求めた。

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