生徒に体罰、高校教諭と部活指導員を懲戒処分 岐阜県教委
岐阜新聞Web 2022/9/14(水) 9:21配信
岐阜県教育委員会は13日、生徒に体罰を加えたとして、華陽フロンティア高校の男性教諭(57)を減給10分の1(1カ月)、加納高校空手道部の部活動指導員の男性(31)を戒告のいずれも懲戒処分にしたと発表した。処分は12日付。
県教委によると、男性教諭は6月、英語の試験中に教室を出た定時制課程の男子生徒が試験が終わるまで戻ってこなかったことから、試験後に廊下で指導した際に胸ぐらをつかんだ。生徒は胸に8日程度のけがをし、岐阜南署に被害届を出した。その日の夜、生徒の親族から学校に問い合わせがあり発覚した。教諭は2017年にも別の高校で生徒に体罰を加えたとして指導を受けている。県教委の聞き取りに「とがめるため胸ぐらをつかんだ。生徒に手をかけたことは大変申し訳ない」と答えたという。
部活動指導員の男性は5月、学校体育館での部活動中、部員4人の態度に不満があり、部員が準備運動をしていたマットの上にパイプ椅子を投げつけたほか、指導の際に男子部員1人の胸ぐらをつかんだ。部員にけがはなかった。その後、部活動に参加した顧問の教諭が部員に確認して判明した。男性はその後、指導には当たっていないという。