女子児童を呼び出し校内で強制わいせつ疑いで逮捕 元小学校教諭を広島県警 8月9日に判決
中国新聞デジタル 2023/7/25(火) 6:30配信
広島県内の公立小学校に勤務していた元教諭の無職男(36)が、2019年に勤務先の学校内で女子児童の体を触るなどしたとして、強制わいせつ容疑で逮捕、起訴されていたことが25日、分かった。
起訴状などによると、男は同年12月、勤務していた県内の小学校の一室に女子児童を呼び出して服を脱がせ、体を触った疑い。
県教委は21年、女子児童2人にわいせつな行為などをしたとして男を懲戒免職とした。その後、1人の児童の保護者が広島県警に被害届を提出。県警は男を今年5月に同容疑で逮捕した。
この日、県内の裁判所で初公判が開かれ、男は「間違いありません」と起訴内容を認めた。即日結審し、検察側は懲役2年を求刑した。判決は8月9日の予定。
検察側は論告で「児童が教員として信頼していたことに乗じて信頼を裏切り、人格を踏みにじる行為で、抵抗できない状況での卑劣な犯行。悪質性は際立っている」と断じた。
弁護側は「懲戒免職となり社会的制裁を受けている」などとし、執行猶予付き判決を求めた。男は被告人質問などで「仕事量が多く精神的に追い込まれていた。申し訳なく思っている」などと供述した。
県警は逮捕した事実などを公表しておらず、理由について「被害者保護のため」と説明している。