松江西高教員が懲戒処分の無効など求める裁判 学校側は全面的に争う姿勢(松江地裁)
TSKさんいん中央テレビ 2023/10/23(月) 19:10配信
学科の新設にからんで不当な懲戒処分を受けたとして、教員13人が学校の運営法人を訴えた松江西高校をめぐる民事訴訟で、23日、第1回口頭弁論が開かれ、運営法人側は全面的に争う姿勢を明らかにしました。
学校法人「永島学園」が運営する松江西高校は、就職を目指す生徒に特化した新しい学科を開設する方針を打ち出しています。
しかし、この方針の見直しを求めている教員が、カリキュラムが変更される可能性があることを保護者に文書で伝えたところ、運営法人は「生徒や保護者を混乱に陥れた」として、教員13人を停職や減給の懲戒処分としました。
このため、教員側が「不当な処分を受けた」として、処分の無効と約1500万円の慰謝料を求め、松江地裁に提訴したものです。
23日は、この民事訴訟の第1回口頭弁論が開かれました。
被告の運営法人側は出廷しませんでしたが、提出した答弁書で、原告・教員側の請求をいずれも棄却することを求めていて、反論は追って行うとし、全面的に争う姿勢を明らかにしました。
次回弁論は来年1月15日の予定です。