痴漢や盗撮した職員は原則「懲戒免職」…わいせつ事案多発の福岡市が処分厳格化へ
読売新聞オンライン 2023/12/7(木) 11:41配信
職員によるわいせつ事案が多発していることを受け、福岡市は6日、わいせつ事案を起こした職員について懲戒処分を厳格化する方針を明らかにした。これまで停職や減給などとしていた痴漢や盗撮については、原則懲戒免職とする。市は7日に職員に対して通知する。
市人事課によると、現行の懲戒処分指針では、わいせつ事案のうち、不同意性交行為をした職員は免職としているが、公共交通機関などでの痴漢行為は「免職または停職」、公然わいせつ・盗撮は「停職、減給または戒告」などとしている。今年度に処分された職員16人のうち、7人はわいせつ事案が理由だったことなどを受け、指針の見直しに踏み切ることにした。
高島宗一郎市長は6日の記者会見で、「盗撮は(画像が)ネットで拡散されると被害者に大きな被害を与える。公務員がそうした行為をすることは絶対に許してはならない」と述べた。