「一人で歩く女子高校生見つけ」…裁判で明かされた“中学校教師”の犯行手口〈宮城〉

「一人で歩く女子高校生見つけ」…裁判で明かされた“中学校教師”の犯行手口〈宮城〉
仙台放送 2024/1/16(火) 20:48配信

2023年、宮城県利府町の路上で、面識のない女子高校生に対し、わいせつな行為をした罪に問われている公立中学校教師の男の裁判が、1月16日、仙台地方裁判所で始まり、男は起訴内容を認めました。検察は懲役1年を求刑し、裁判は結審しました。

起訴状などによりますと、宮城県にある多賀城市立東豊中学校の教師・猪股裕樹被告(32)は、2023年9月7日午後10時ごろ、利府町内の歩道を歩いていた面識のない女子高校生に後ろから近づき、服の上から胸を触った不同意わいせつの罪に問われています。

16日、仙台地裁で開かれた初公判で、猪股被告は「間違いはありません」と起訴内容を認めました。

続く冒頭陳述で、検察側は、当時の状況について、「一人で歩く被害者を見つけ、“触ることができるかもしれない”と車を降りて徒歩で近付き、犯行を終えると走って逃げた」と指摘しました。

論告求刑では、「被害者は歩道を歩いていただけで、何の落ち度もなく性的自由を侵害され、精神的苦痛が大きいことは明らか。被告人は自分の性欲の赴くままに犯行に及んでいて、犯行態様は卑劣。教師でありながら規範意識が鈍くなっている」などとして、懲役1年を求刑しました。

一方、弁護側は「被害者と示談が成立していて深く反省しており、更生への意欲も強い。社会での更生が必要」と執行猶予の付いた判決を求めました。

また、16日の裁判では、被害者の女子高校生の供述調書が、検察官によって読み上げられました。

その中で、女子高校生は「事件以来、電車などで男性と目が合うと、“気持ち悪い”と思うようになった」と述べ、事件の影響で不安を感じながら日常生活を送っている実情が明かされました。

裁判は即日、結審し、猪股被告は「被害者の気持ちを考えずに身勝手でひどいことをした、深く反省しています」などと話しました。

判決は、1月26日に言い渡される予定です。

面識のない10代女性にわいせつな行為をしたなどとして逮捕されていた32歳の中学校教諭の男について、今年6月にも10代女性にわいせつな行為をした疑いが強まり逮捕されました。逮捕は3度目です。
強制わいせつの疑いで逮捕されたのは、宮城県利府町皆の丘の中学校教諭、猪股裕樹容疑者32歳です。警察によりますと、猪股容疑者は今年6月15日、利府町内の歩道で10代の女性に対しわいせつな行為をした疑いが持たれています。猪股容疑者は、9月に面識のない10代の女性に対し服の上から胸を触るなどのわいせつな行為をした疑いで、おととし12月頃に10代の女性に対し18歳未満と知りながらみだらな行為をした疑いで、それぞれ逮捕されていました。

宮城県利府町の路上で女性にわいせつな行為をした疑いで10月に逮捕されていた中学校教諭の男が、10代の女性にもみだらな行為をしたとして8日、再逮捕されました。
県青少年健全育成条例違反の疑いで再逮捕されたのは、多賀城市立東豊中学校の教諭、猪股裕樹容疑者(32)です。
警察によりますと、猪股容疑者は2021年12月頃、県内で10代の女性に対し18歳未満と知りながらみだらな行為をした疑いがもたれています。警察は被害者保護の観点から猪股容疑者の認否を明らかにしていません。
猪股容疑者は、今年9月、利府町内の路上で面識のない10代女性に対し、服の上から胸を触るなどわいせつな行為をした疑いで逮捕されていました。警察は余罪の有無を含め調べています。

宮城県多賀城市の公立中学校に務める教師の男が9月、利府町内の路上で面識のない10代の女性に対しわいせつな行為をしたとして、逮捕されました。
不同意わいせつの疑いで逮捕されたのは、多賀城市の公立中学校に勤務する教師、猪股裕樹容疑者(32)です。警察によりますと猪股容疑者は、9月7日午後10時ごろ、利府町内の路上で、面識のない10代の女性に対し服の上から胸を触るわいせつな行為をした疑いが持たれています。
警察は、被害者保護の観点から、猪股容疑者の認否や当時の詳しい状況を明らかにしていません。
警察は、余罪の有無も含めて慎重に調べを進めています。

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