男性・男児への性暴力被害相談、3か月で118件…加害者は学校関係者が最多
読売新聞オンライン 2024/2/5(月) 18:13配信
内閣府は、政府が昨年9月から3か月間設置した「男性・男児のための性暴力被害者ホットライン」への相談件数が118件だったと公表した。成人男性向けの相談窓口に83件、男児・保護者向け窓口には35件の相談が寄せられ、いずれも不同意わいせつが疑われる被害が半数だった。
加害者は、成人男性では教師や先輩ら「学校関係者」が3割で最も多く、「職場関係者」「全く知らない人」がそれぞれ2割だった。男児では「学校関係者」が4割、「親・家族」が3割を占めた。被害から相談までの期間は、成人男性では「1年以上」が8割超で、このうち「30年以上」が過半数に上った。ジャニーズ事務所創業者による性加害問題が報道される中、「過去の被害がフラッシュバックする」との相談もあったという。
性犯罪・性暴力の相談は、ワンストップ支援センター(全国共通番号=#8891)などで受け付けている。