「安全確保すべき立場を悪用」 元保育士の男に実刑判決 園児の下半身を触るなどわいせつ行為 香川
産経新聞 2024/8/2 17:00
勤務先の保育園で女児の下半身を触りスマートフォンで撮影したとして、強制わいせつや児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)などの罪に問われた、元保育士の宮西伸周被告(54)に高松地裁丸亀支部は2日、懲役3年2月(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。
池内雅美裁判官は判決理由で、被害園児の健全な成長に悪影響を及ぼす可能性は否定できず、家族に与えた精神的打撃は大きいと指摘。園児の安全を確保すべき立場を利用した犯行で、厳しい非難に値すると述べた。
判決によると、令和4年8月、保育園に通う就寝中の女児の局部を触り、スマートフォンで動画撮影し、自宅のパソコンで編集や保存をした。5年11月には香川県丸亀市内の公衆トイレで、小便器で用を足す男児6人の局部を動画で撮影するなどした。
香川県内の保育所に勤務する53歳の保育士の男が、丸亀市内の公衆トイレで男の子5人の陰部を携帯電話の動画で撮影したなどとして、児童買春・ポルノ禁止法違反などの疑いで13日、逮捕されました。
逮捕されたのは、丸亀市山北町の保育士、宮西伸周容疑者(53)です。警察の調べによりますと、宮西容疑者は11月3日午前10時40分ごろ、丸亀市内の公衆トイレで、8歳前後の男の子5人の陰部を携帯電話の動画で撮影し、そのデータを電話の中に保存した疑いです。
警察の調べに対し宮西容疑者は、「間違いありません」と容疑を認めているということです。宮西容疑者は香川県内の保育所で勤務していますが、被害にあった男の子たちと面識はないとみられています。警察が余罪についても詳しく調べています。
宮西容疑者は11月23日、正当な理由がないのに丸亀市内の公衆トイレに侵入したとして建造物侵入の疑いで逮捕されていました。