妻殺害の元教諭に懲役14年の判決

妻殺害の元教諭に懲役14年の判決
NHK 12月11日 20時59分

ことし6月、水戸市で、妻と口論の末、金づちで殴って殺害したとして殺人などの罪に問われた元高校教諭の男に対する裁判員裁判で、水戸地方裁判所は「パチンコ代を増額してもらえなかったことから口論となり、犯行は執ようで残虐だ」として、懲役14年の判決を言い渡しました。

水戸市の元高校教諭、吉澤愼一被告(63)は、ことし6月、自宅で62歳の妻と口論となり、頭などを金づちで殴って殺害し、遺体を押し入れに隠したとして、殺人と死体遺棄の罪に問われていました。
裁判員裁判の中で、検察は懲役18年を求刑し、弁護側は「殺すつもりはなかった」として殺意を否定していました。
水戸地方裁判所の根本渉裁判長は「被告は妻にパチンコ代を増額してもらえなかったことから口論となり、死んでもかまわないと考え、強い力で何度も殴るなど、犯行は執ようかつ残虐だ」と指摘し、殺意を認定しました。
そのうえで「電話のメールを操作して生きているように見せかけた行為は、強い非難に値する」として、吉澤被告に懲役14年を言い渡しました。

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