いじめ調査:小学生34%被害 中学生は25%−−徳島市教委 /徳島

いじめ調査:小学生34%被害 中学生は25%−−徳島市教委 /徳島
毎日新聞 2012年12月19日(水)16時54分配信

 徳島市教委が市内の小中学校計46校を対象に実施したいじめに関する調査で、「いじめを受けたことがある」と回答した児童・生徒が小学校で34%、中学校で25%に上ったことが分かった。市教委が18日、いじめをテーマに教職員や保護者向けに同市役所で開いた集会で報告した。
 調査は今年9〜10月に実施。小学生約6300人と中学生約6000人が回答した。
 いじめを受けたことがあると回答した生徒のうち、現在も続いていると回答した児童・生徒が小学校で10%、中学校で4%いた。内容(複数回答)は、「悪口・かげ口」が小学校で70%、中学校で79%とともに最多で、「暴力」も小・中学校とも3割近くあった。
 集会で市教委の担当者は「いじめはいつでも誰にでも起こる。早く発見すれば早く解決するという認識を持って行動してほしい」と呼び掛けた。
 また、いじめに関する取材を続けるフリージャーナリスト、渡辺真由子さんが講演し、渡辺さんは「いじめ自殺などが起きた時に報道が偏った内容にならないよう、学校関係者は正面から取材を受けてほしい」と話した。【加藤美穂子】
12月19日朝刊

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