生徒に平手打ち、頭突きで鼻骨にひび…教諭減給

生徒に平手打ち、頭突きで鼻骨にひび…教諭減給
2012年12月21日17時47分 読売新聞

 長野県教委は20日、勤務する中学校の生徒に体罰をしたとして、北信地区の男性教諭(45)を減給10分の2(2か月)、南信地区の男性教諭(45)を減給10分の2(3か月)の懲戒処分にしたと発表した。

 今年度の懲戒処分者は昨年度よりも15人多い31人。2006年度の25人を超え、過去20年で最多を更新した。

 発表によると、北信地区の男性教諭は7月、インターネットゲームに多額の現金を使っているとして生徒約10人を指導した際、男子生徒1人に「ふざけるなよ」などの暴言を浴びせ、胸ぐらをつかんで胸を複数回突くなどした。

 南信地区の男性教諭は昨年10月、顧問をしていた男子バレーボール部の練習中に男子生徒1人の身だしなみを注意したが、生徒の言動に腹を立てて頬を平手打ちし、頭突きをして鼻骨にひびが入るけがを負わせた。

 2人の教諭は前任校などで同様の行為をしていたが、過去に処分歴はなく、学校間で引き継ぎもされていなかったという。山口利幸教育長は「いまだに非違行為が出てくるのは残念でならない。なぜ体罰がいけないのかを徹底して指導しないといけない」と話した。

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