体罰自殺受け各校の部活顧問聴取へ 福井県教委、公立中高校を対象に
福井新聞ONLINE 2013年1月12日(土)8時31分配信
大阪市の男子高校生が部活動の顧問から体罰を受けた後に自殺した問題で、福井県教育委員会(県教委)は11日までに、県内の公立中高校を対象に校長や教頭ら管理職による部活動顧問、主将らの意見聴取を行うことなどを決めた。
同日開かれた県教委の定例会で示した。文部科学省が全国的に実態調査をする意向を示しており、その調査方法などを見ながら対応する。
そのほかに、小中学校を対象に開催する不登校対策研修会(16日)、県立学校教頭研修会で体罰防止の周知徹底を図る。近く、部活動指導者らを対象とした体罰防止研修会の開催や、県PTA連合会との意見交換も予定している。
また、2009年度以降、体罰に伴う中高教員の処分を3件行ったことを明らかにした。全て部活動以外という。
3件は▽学活の時間にふざけている生徒の胸をつつき、でんぶを足で蹴った(09年高校)▽授業中に生徒の態度が良くないとしてげんこつで頭を3回程度殴った(11年中学)▽3年生から暴力を振るわれそうになっていた2年生をかばおうと押し倒し、捻挫させた(12年中学)―。それぞれ口頭での訓告、文書訓告、戒告の処分を下した。
県教委の体罰防止に向けたこれまでの取り組みとしては、生徒からの情報把握として「24時間電話相談」や、学期末のクラス担任と児童生徒との面談がある。教員へは、事例などを用いた校内研修、校内部活動顧問会議での体罰禁止の確認、校長による教員との面談などを行っている。