<大阪・桜宮高>大半の運動部で体罰 外部監察チーム調査
毎日新聞 2013年2月2日(土)2時31分配信
大阪市立桜宮高校でバスケットボール部の男子生徒(当時17歳)が自殺した問題を受け、市の外部監察チームが同校の全生徒約840人にアンケートを行った結果、8%にあたる約70人が体罰を受けたことがある、と回答したことが分かった。体罰を受けた生徒が、大半の運動部に及んでいたことも判明。同校で部活動中の体罰がはびこっていた実態が浮き彫りになった。【津久井達】
関係者によると、アンケートは先月18日、弁護士らでつくる外部監察チームが市教委の依頼で実施。部活動や授業中に体罰を受けたと回答した生徒は計約70人で、体育系2科(約360人)の約9%、普通科(約480人)の約7%だった。
多くの生徒は部活動中に顧問の教諭から体罰を受けたと回答。活動していた12運動部の大半に及び、バスケ部、バレーボール部の順に多かった。同校が昨年12月、バスケ部員のみを対象にした調査では、21人が体罰を受けたことがある、と回答していた。
アンケートでは、体罰に関する意見も自由記述で尋ねた。「たたかれたことはあるが、自分たちを成長させるためだと思っている」「先生は悪くない」など顧問らを擁護する声が大半を占めたという。
外部監察チームは、体育系学科を設置している市立汎愛(はんあい)高校の全校生徒にもアンケートを実施。体罰を受けたことがあると回答した生徒は、桜宮高より大幅に少なかったという。
桜宮高では現在、全運動部が活動停止している。市教委は近くアンケート結果を公表し、問題のない部から順次再開させる方針だ。