体罰・いじめ調査、市長に指揮権 橋下氏が条例案提出へ 桜宮高2自殺
産経新聞 2013年2月4日(月)2時41分配信
大阪市立桜宮高校の体罰問題などを受け、橋下徹市長が、市長から独立した市教委の担当分野でも、体罰やいじめなどの重大事案について市長が直接指揮して調査できるとする条例案を、2月市議会に提案する方針を固めたことが3日、市幹部への取材で分かった。通報窓口も市長部局に設け、学校現場で生じる重大事案の早期発見・解決を図る狙いがある。条例案が成立すれば、全国でも異例のケースになる。
桜宮高では、男子バスケットボール部の男子生徒が自殺した体罰が表面化する前にも、同部の男性顧問の体罰に関する内部告発があったが、市教委と学校が十分に調査せず、「体罰なし」と結論づけていた。
これに対し、橋下市長は「市教委がどれだけ神経質になって調査したのかをしっかり調べていく」と述べ、体罰やいじめの重大事案で市長が市教委を飛び越え、学校側に直接指揮して調査できる条例の制定に意欲をみせていた。
条例案は同市の内部統制に関する内規を活用する。内規では市長が最高責任者となって諸問題について調査できるとしているが、調査権の明記がないなど権限があいまいで、実効性が担保されていない側面があった。
条例案では、市長の調査権と教育長などの協力義務を明記するほか、外部監察チームなどへの調査委託を行えるようにする。