府駆け込み退職481人 府警、予定者の8割

府駆け込み退職481人 府警、予定者の8割
京都新聞 2013年2月18日(月)18時39分配信

 退職手当が減らされるのを避けるために地方公務員が年度末を待たずに早期退職する「駆け込み退職」が、京都府と府教育委員会、府警で計481人に上ることが18日、分かった。府警は定年退職予定者の8割が早期退職する。職場によっては短期間ながら人手不足が生じる恐れがあり、対応が求められそうだ。
 官民格差の是正のために国が実施した退職手当減額に合わせ、府は3月に府職員の退職手当を約140万円減額するが、2月末までに退職すればほぼ満額が得られ、残り1カ月働き続けるより金銭的に有利になる。
 府警では、今春の定年退職予定者154人のうち、8割を超える130人が2月末の早期退職を予定している。関係者によると、早期退職する警察職員の中に、署長は含まれていないという。
 府警は、早期退職者に対し、3月の1カ月間だけ退職前と同じ職場と階級でフルタイム勤務する再任用を導入するほか、空いたポストに他の職員をシフトさせるなどして対応する。府警警務課は「治安維持に間隙(かんげき)が生じないよう最善を尽くさなければならない」と話している。
 教職員分は府教委などによると、3月末に定年を迎える489人のうち、半数超の275人が2月末で辞める。このうち、府条例が適用される京都市立学校は209人中119人が早期退職する。いずれも一般教職員のみで、校長ら管理職の早期退職はなかった。
 京都市教委は、担任を持つ教員42人全員を1カ月間の臨時講師として学校に残す。府教委も各学校の判断で退職者本人を臨時講師に充てる方針。
 府によると、3月末で定年を迎える知事部局職員は129人で、うち6割近い76人が2月末に退職する見込みとなった。管理職(課長級以上)はゼロで、当面の人手不足は職場内でカバーするなどして対応する。
 駆け込み退職は、埼玉県や愛知県など全国の自治体で相次ぎ、公務員の職業倫理を問う声や、引き下げ時期に批判が出ている。

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