＜給与遅配＞高崎の堀越学園 元理事長を書類送検
毎日新聞 2013年2月26日(火)19時54分配信
藤岡労働基準監督署（群馬県）は２６日、５カ月間で計１億１２９０万円の給与を所定日に支払わなかったとして、学校法人堀越学園（同県高崎市）と、堀越哲二元理事長（６５）を最低賃金法違反の疑いで前橋地検に書類送検した。
送検容疑は、同学園が運営する創造学園大や幼稚園などの教職員７３人に１１年６〜１０月、給与を所定日に支払わなかったとしている。同大では同年１１月以降もほとんどの教員への給与未払いが続き、同労基署は出勤記録などで確認できる５カ月分を立件した。
文部科学省は３月末までに同学園に解散命令を出すことを決めている。堀越元理事長を巡っては２５日、知人から預かった古美術品を無断で借入金の担保にしたとする横領罪で、前橋地裁に懲役２年６月の実刑判決を言い渡され、即日控訴した。
同法人は堀越高校（東京都中野区）を運営する堀越学園とは無関係。【増田勝彦】