いじめ損賠訴訟:当時同級生のいじめを通告、家裁に前橋署 /群馬

いじめ損賠訴訟:当時同級生のいじめを通告、家裁に前橋署 /群馬
毎日新聞 2013年3月14日(木)11時45分配信

 前橋市の市立中学校に通っていた女性(19)が、同級生4人からいじめを受けたとして県警に被害届を提出していた問題で、前橋署が当時14歳未満だった同級生の少年と少女4人を傷害の非行内容で前橋家裁に通告していたことが13日、県警への取材で分かった。通告は12日付。通告内容については明らかにしていない。
 女性は12年8月、いじめをうけて対人恐怖症やPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患ったなどとして、傷害容疑で同署に被害届を提出していた。
 また女性は同年1月、PTSDなどになったのは、学校が適切な対応を取らなかったためだとして、同市を相手取り4686万円の損害賠償を求め提訴。同10月、市側が「遺憾の意」を示し、解決金100万円を支払うことで和解が成立した。
 女性の父親は「とりあえず一段落した。4人には、自分たちが何をしたのかをよく考え、反省してほしい」と話した。【角田直哉、塩田彩】
3月14日朝刊

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