バスケットボール部員に体罰 体育講師を減給処分 奈良県教委
産経新聞 2013年3月16日(土)11時31分配信
奈良県教委は15日、バスケットボール部の生徒に体罰を加えたとして、御所市立御所中学校の男性体育講師(28)を減給10分の1、1カ月相当の懲戒処分とした。男性講師の任期は今月末までで、県教委は更新しない方針。
県教委によると、男性講師は平成22年4月、同校に採用。体育の授業とバスケ部顧問を担当し、昨年10月ごろまでの間、部活動の練習や試合の際、複数の男子部員の頬を平手でたたいたほか、腹を拳で殴ったり、足を蹴ったりした。
今年1月中旬、匿名の情報が市教委に寄せられ、判明。県教委などの調査に対し、部員12人とOB部員1人が体罰を受けたと答えたという。
男性講師は現在、体育の授業や部活動の指導をやめている。県教委の調査に対し、体罰を認め、「気合を入れる認識で殴った。子供たちを萎縮(いしゅく)させるだけで、申し訳ないことをした」と反省しているという。