体罰教員“大甘”処分 滋賀県教委 平手打ち2人負傷で戒告
産経新聞 2013年3月18日(月)15時18分配信
滋賀県教委は18日、県内の公立小中高校など計390校を対象に行った体罰実態調査の処分結果を発表した。生徒2人にけがをさせた県立八幡商業高校(近江八幡市)の男性教員(39)を戒告の懲戒処分としたほか、32人に訓告などの指導措置を取った。
調査では、計34校で教員ら46人が児童生徒162人に体罰を加えていたことが判明。戒告処分の八幡商教員は運動部顧問で、平成23年8月〜今年1月の間、「試合でミスをした」などの理由で女子部員14人の顔や背中を平手でたたくなどの体罰を計25回加えた。
うち1人が前歯欠損、1人は口の中を切るけがをしており、戒告とした処分の妥当性も問われそうだ。
指導措置32人の内訳は、文書訓告16人、口頭訓告8人、厳重注意6人、校長指導2人。これとは別に、県教委への報告が遅れた校長2人も厳重注意とした。