<体罰>熊本県立高の剣道部顧問 暴行容疑で書類送検
毎日新聞 2013年3月18日(月)20時27分配信
熊本県警熊本東署は18日、体罰で部員の顔を平手で20〜30発殴ったとして、県立高校の剣道部の顧問教諭の男(43)を暴行容疑で書類送検した。
送検容疑は、昨年11月5日午後6時50分ごろ、当時、剣道部員だった2年生の男子生徒(17)の顔を殴打したとしている。教諭は「校則違反(眉そり)に対するいさめだった。感情的になり、行き過ぎた行為だった。反省している」と容疑を認めている。
県教委によると、男子生徒は部員同士でバリカンで頭髪を刈り上げた際、眉毛もそっていた。殴られた生徒は頬が赤くはれ上がり、12月末に退部。2月上旬、両親と同署に相談した。県教委は教諭を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしている。同署によると、日常的な暴行はなかったという。
同校の校長は取材に対し「事件があったかなかったかも含めてコメントできない」と説明を拒否した。【志村一也、取違剛】