<千葉市教委>内申書記載ミス 幕張の中学でも
毎日新聞 2013年3月21日(木)22時1分配信
千葉市教育委員会は21日、高校入試に使われた同市立幕張西中学校3年生24人の調査書(内申書)に記載ミスがあったと発表した。本来の成績より減点された生徒は進学を希望した全員が第1志望に合格していたが、加点された生徒が受験した15校で他の受験生の合否に影響を与えた恐れがあるという。県教委は県立7校で合否の再判定を検討。残る私立7校と国立高専1校には同中が再判定を依頼する予定。
市教委によると、教諭がクラス32人分の成績を調査書にパソコンで転記する際、別のクラスの成績と取り違えた結果、8人が減点、14人が加点されていた。保護者の情報公開請求で一部のミスが発覚、学校が調べると別のクラスでも2人に対し加点ミスが見つかった。市教委は市立全57中学校に同種ミスがないか確認を指示した。
一方、千葉県教委は21日、既に記載ミスが判明し受験校の合否を再判定していた我孫子市立白山中などの4人について、合否への影響はなかったとの結果を明らかにした。【荻野公一、田中裕之】