鳥栖のいじめ:「なぜ気づかなかった」 両親、学校に不信感 /佐賀
毎日新聞 2013年3月22日(金)11時50分配信
「これだけいじめが問題になっている中で、学校はなぜ息子がいじめられているのを気づくことができなかったのか」。鳥栖市立中学校1年の男子生徒(13)が、同級生らから日常的に暴行されたり現金を脅し取られていた問題で、男子生徒の両親が21日行った記者会見。半年近くにわたって続けられた集団によるいじめを学校や市教委が把握していなかったことに対して、両親は不信感をあらわにした。
両親によると、生徒は心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、登校のめどは立っていないという。「息子が学校に行けず、加害生徒が楽しく学校に行っていることが納得できない」と痛切な思いを吐露した。
現金を奪われた際には「お前や家族の命は俺たちが握っている」などと脅されたといい、いじめが発覚した昨年10月下旬に鳥栖署に相談したという。
両親はこれまで学校側に事後対策を求めてきたが、学校は具体的な案を出さず、加害生徒に対する出席停止などの措置も取らなかったという。「学校にいじめをなくしたいという姿勢が見られず、知らないことが他にもまだあるのではと疑念をぬぐえずにいる」と指摘。学校と市教委に対し「知っていることをすべて私たちに話し、事実を解明してほしい」と求めた。【田中韻】
3月22日朝刊
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中1男子、同級生から70万円恐喝 佐賀
日本テレビ系(NNN) 2013年3月22日(金)13時16分配信
佐賀・鳥栖市の中学校で同級生からいじめを受けた中学1年の男子生徒(13)の両親が21日夜、会見し、約70万円を脅し取られるなどしたいじめの実態を明らかにした。
被害者の両親が提供した自宅の防犯カメラの映像には、被害者に同級生がエアガンを突き付ける様子が映っている。
被害者の両親や鳥栖市教育委員会によると、いじめは去年4月の入学後から半年間続いた。同級生13人から暴行された他、現金約70万円を脅し取られた。現金は母親の入院費用で、加害者側の生徒らは「親に言うともっと具合が悪くなるぞ」と口止めしたという。
母親は会見で、「もしかしたら具合が悪くなって、入院したらいけないと思って言えなかったと(息子は)泣きました。入院代になるかもしれないお金をとってごめんと謝ったので、何も言えなくなりました」と話した。
生徒たちが通う中学校では22日朝、修了式が行われ、校長がいじめがあったことを伝えたという。