大学入試:センター試験問題持ち出し 活水学院、学長ら11人を処分 /長崎

大学入試:センター試験問題持ち出し 活水学院、学長ら11人を処分 /長崎
毎日新聞 2013年3月26日(火)15時16分配信

 1月に活水女子大(長崎市)であった大学入試センター試験で受験生が問題冊子を持ち出した問題で、同大学を運営する活水学院は25日、統括責任者の野々村昇学長ら4人を訓告などとする11人の処分を発表した。また、野々村学長とセンター試験実施委員長の教授は、給与月額10分の1を1カ月自主返納する。
 訓告は野々村学長のほか、実施委員長の教授と、試験監督者として直接受験生に対応した教授と助手。現場の主任試験監督者の准教授ら2人を文書厳重注意、監督者の准教授ら5人は口頭厳重注意とした。
 同学院などによると、持ち出しがあったのは1月19日にあった「地理歴史」「公民」の試験で、予備校講師から依頼を受けた女子受験生が正門近くで講師に渡した。同学院は▽受験生から退室の申し出があった時に明確に理由を確認しなかった▽気分が悪いとの判断から荷物を持たせて退室させた▽机上に問題冊子が伏せて置いてあることの確認がなされなかった−−などとする検証結果を公表した。【樋口岳大】
〔長崎版〕
3月26日朝刊

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