鹿島の飲酒物損事故:小学校教諭を書類送検−−白石署 /佐賀
毎日新聞 2013年5月16日(木)15時18分配信
鹿島市の市立小学校の男性教諭(41)が飲酒後、車で物損事故を起こし、そのまま帰宅した問題で、白石署は15日、教諭を道交法違反容疑(安全運転義務、事故不申告)で、鹿島区検に書類送検した。教諭は「処分が怖くなって逃げた」と容疑を認めているという。
送検容疑は4月27日午前1時半ごろ、白石町東郷の国道207号で自家用車を運転中、道路沿いにある白石消防署近くの自動販売機に衝突したが、通報せず、そのまま運転して帰宅したとしている。
白石署などによると、教諭は4月26日夜、鹿島市内の飲食店であった学校関係者と保護者の懇親会に出席。別の店を含め、27日午前0時ごろまでビールや日本酒を飲酒した後、車で大町町の自宅に帰る途中だった。
27日朝、消防署員が自動販売機の破損に気が付き、白石署に通報。付近に落ちていた車の部品から教諭が浮上した。署員が任意で呼気のアルコール検査をしたが、基準値以下だったため、飲酒運転での検挙を見送った。
教諭は自宅謹慎中で、県教委が処分を検討中。【春田周平】
5月16日朝刊