「体罰根絶」指針、月内策定=全校調査、現場の声反映―大阪市教委
時事通信 2013年9月5日(木)15時5分配信
大阪市立桜宮高の体罰自殺問題を受け、大阪市教育委員会は体罰根絶に向け、指導方法を定めた指針づくりを進めている。文部科学省が3月、体罰に該当する行為の具体例を挙げた通知を都道府県教委に出しているが、市教委は加えて全市立学校の教職員に行った意識調査の結果を反映させ、9月中にも公表する。
指針は、問題行動を起こした生徒に対する指導の範囲内の「懲戒」と許容されない「体罰」、指導に名を借りた「暴力行為」の三つに分類。具体例を冊子にまとめ、全市立学校452校と特別支援学校10校に配布する。市教委の担当者は「暴力は許さないという姿勢を示す」としており、問題の共有化を図る。