学生の就職合否、2か月閲覧可能状態に
読売新聞 2013年9月8日(日)14時59分配信
金沢工業大(石川県野々市市)は7日、応用バイオ学科の教員が使っていたメール共有サービス「グーグルグループ」内にあった学生の就職の合否など、125人分の個人情報を約2か月間、誰でも閲覧できる状態にしていたと発表した。
同大によると、公開状態になっていたのは、同科の4年生119人と大学院生5人の計124人分の氏名や就職応募先の企業名と合否のほか、同大の教員採用に応募した外部の1人の履歴書など。
教員は4月から、学生の就職状況などを教員同士で共有するために利用を開始。元々は公開範囲を限定していたが、中央省庁などで内部情報が閲覧可能になっていたことが問題化したため、7月に設定状況を確認した際に、誤って広く公開する設定にしてしまったという。情報の悪用は確認されていない。6日夕に匿名のメールが大学に寄せられ、発覚した。