相原中柔道部員の体罰問題 外部指導者2人が辞任へ/相模原

相原中柔道部員の体罰問題 外部指導者2人が辞任へ/相模原
カナロコ by 神奈川新聞 2013年11月10日(日)5時0分配信

 相模原市立相原中学校(同市緑区)の柔道部員が、市教育委員会から指導を委嘱されている相武館吉田道場(同区)の館長と別の男性から体罰を受けたと訴えている問題で9日、2人が外部指導者を辞めることが決まった。

 すでに学校と市教委に示していた辞意を受け入れることを松本雅之校長が明らかにした。市教委も受理する方針。

 市教委によると、同日に開かれた部員の保護者説明会で、館長は「不適切な指導や(体罰問題の)報道で生徒や保護者に不安な思いをさせ、迷惑を掛けた」と謝罪したという。別の男性とともに外部指導者を辞めることは校長から保護者に伝えられた。

 説明会後に会見した松本校長によると、2人は今後、部活動として生徒が参加する大会や練習試合で指導することはできない。ただ、放課後に道場で行う練習は「あくまで生徒の自主活動。そこで指導を受けることは問題ない」との認識を示した。

 市教委によると、説明会は1〜3年男女の部員22人のうち18人の保護者25人が出席。館長は今後の道場運営について「(体罰との)誤解が生じないよう指導に当たりたい」と話したという。

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