文理開成高の旧経営陣、就学支援金を過大請求
読売新聞 2013年11月21日(木)18時48分配信
教職員への給与未払い金などを抱えて経営難に陥った千葉県鴨川市の私立文理開成高校を運営していた旧経営陣が、国の就学支援金1450万円を過大請求していたことがわかった。
同支援金の返還も含めた民事再生法に基づく再生計画は、東京地裁が今年8月に認可決定しており、同校が現在、返還手続きを進めている。
就学支援金は、公立高校の授業料無償化に合わせ、私立学校に通う生徒向けの制度として創設された。原則、年間1人あたり11万8800円が支給される。
県学事課によると、同校は支援金の対象外となる特待生について、2010年度〜12年度の3年で延べ114人分、計1450万円を過大に請求していた。1450万円の使途は不明という。