「紹介受けないとやっていけない」弁護士・古閑孝容疑者(86)逮捕 弁護士資格ない貸金業者らに紹介料払い約300件の依頼人紹介違法に受けた疑い

弁護士の男が貸金業者らに違法な紹介料を支払い、依頼人の紹介を受けた疑いで逮捕されました。 弁護士の古閑孝容疑者(86)は、元行政書士の田中良明容疑者(59)と貸金業の中村健太容疑者(41)から債務整理を希望する依頼人の紹介を違法に受けた疑いが持たれています。 弁護士法では、弁護士資格を持たない人に料金を支払い、依頼人の紹介を受けることが禁じられていますが、古閑容疑者は田中容疑者らに日常的に紹介料を支払っていました。 田中容疑者は古閑容疑者に「多重債務者リスト」を渡し、違法な紹介を300件近く繰り返していました。 ベリーベスト法律事務所・齊田貴士弁護士は、違法な紹介の弊害について「(弁護士が)仲介業者と結託してお金稼ぎをしたり、仲介手数料を支払うためにお客さんへの弁護士費用が高くなってしまうという危険もある」と指摘します。 古閑容疑者は容疑を否認し「弁護士の数が増え、事件の紹介を受けないとやっていけないのが本音」と供述しています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする