愛媛県宇和島市の男性に金融会社を装って電話などでウソをつき、融資を口実に現金15万円をだまし取ったうえ、現金を引き出した疑いで30代の女が21日に逮捕されました。「出し子」と見られています。 詐欺と窃盗の疑いで逮捕されたのは岩手県久慈市に住む無職の女(38)です。 警察の調べによりますと女は共謀者と去年9月、金融会社を装い宇和島市内の男性(20代)に電話やSNSで「50万円の融資を受けるためには利息分を先に支払う必要がある」とウソをつき、ATMから現金15万を女名義の口座に振り込ませだまし取ったうえ、久慈市内の金融機関から引き出した疑いがもたれています。 警察は防犯カメラの映像などから女を特定。女はほかの県の窃盗未遂事件で逮捕されていました。容疑の認否は明らかにされていません。 警察は女の役割を「出し子」と見ていて、余罪の有無や動機などを調べているほか犯行グループの解明を進めています。