同居していた68歳の男性が自宅で死亡したにも関わらず遺体を放置し遺棄したとして宮城県塩釜市に住む無職の女が逮捕された事件で、司法解剖の結果、男性は1月に亡くなっていたと見られることがわかりました。 死体遺棄の疑いで逮捕された塩釜市清水沢2丁目の無職・猪俣洋子容疑者(56)の身柄は、5日朝、仙台地方検察庁に送られました。 警察によりますと猪俣容疑者は、1月、同居する細越光男(68)さんが自宅で死亡していたことを認識していたにも関わらず、2月3日までの間、そのまま放置して遺体を遺棄した疑いが持たれています。司法解剖の結果、細越さん死因は病死で、1月に死亡したと見られることが裏付けられたということです。 取り調べに対し猪俣容疑者は「どうしていいかわからなかった」などと供述し容疑を認めていて、警察が事件の経緯などについて調べを進めています。