逮捕者54人の悲劇から1年 スタジアムに“平穏”が戻った?

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 最終日(9日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261yd(パー71) 1週間で70万人前後の観衆を飲み込むツアーの名物大会は1年前、大きな混乱をきたした。例年にない大雨で順延が続き、敷地にはたくさんのぬかるみができて入り口や導線は大混雑。さらに一部の過熱したファンによる暴走もあり、群衆を分散させるためにアルコール飲料の販売を一時禁止。大会史上初めて入場制限も行った。 昨年、スコッツデール警察による期間中の逮捕者は54人にも及び、さらに211人を退場させた。近隣の大型病院の医師が酒に酔い、女性を突き飛ばしたという情報も。巨大スタンドに囲まれた“スタジアム”こと16番(パー3)に代表される騒ぎっぷりは、いつものこととはいえ、さすがに度を超しておりプレーする選手たちも顔をしかめた。当時のデビッド・オルテガ市長も大会後、「無秩序な行動がいくつも目撃された」と非難した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする