「生徒から誘われた」と無罪を主張 わいせつ教諭初公判

「生徒から誘われた」と無罪を主張 わいせつ教諭初公判
2008.7.9 11:49 産経新聞

 「2人きりの卒業旅行をしよう」と、教え子の女子中学生を誘い出してわいせつな行為をしたなどとして、児童福祉法違反の罪に問われた東京都台東区立中学教諭、鈴木明被告(52)の初公判が9日、東京家裁(八木正一裁判官)で開かれた。鈴木被告は、わいせつな行為をしたことは認めたが、「誘われた」と述べ、児童福祉法違反には当たらず無罪と主張した。

 検察側は冒頭陳述で、平成18年4月に鈴木被告が被害者の女子中学生の担任になり、高校受験の相談に乗る中で、遊園地に誘うなどして交際を迫ったと指摘。「相談相手に嫌われたくない」という女子中学生の感情につけ込み、担任教諭としての立場を利用して、わいせつ行為を繰り返したと主張した。

 起訴状などによると、鈴木被告は、当時勤務していた中学校の女子生徒に「2人きりの卒業旅行をしよう」などと提案。昨年3月10~11日に栃木県那須町のホテルに連れ込んでわいせつな行為をした。また、同月26日ごろ、中学校の教室でわいせつな行為をした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする