高橋洋一教授を書類送検 竹中平蔵氏元ブレーン窃盗疑い
2009年3月31日7時57分配信 産経新聞
日帰り温泉施設の脱衣所で財布や腕時計を盗んだとして、警視庁練馬署は30日、窃盗の疑いで元財務官僚で東洋大の高橋洋一教授(53)=東京都板橋区=を書類送検した。高橋教授は小泉政権時代、竹中平蔵元総務相のブレーンとして郵政民営化を推進した。「さらば財務省!官僚すべてを敵にした男の告白」など、財務官僚を批判する著書で知られる。
同署によると、高橋教授は「いい時計で、どんな人が持っているか興味があり盗んでしまった」と容疑を認めている。
同署の調べによると、高橋教授は24日午後8時ごろ、東京都練馬区の「豊島園 庭の湯」の脱衣場で、ロッカーから区内に住む男性会社員(67)の現金5万円入りの財布や、数十万円の腕時計などを盗んだ疑いがもたれている。ロッカーの鍵は、かかっていなかった。
男性の届け出を受け、同署で調べたところ、防犯カメラに高橋教授と似た男が映っており、浴場から出てきた高橋教授に署員が事情を聴いたところ、犯行を認めた。
高橋教授は東大経済学部を卒業し、旧大蔵省に入省した。昨年3月に退官、東洋大教授に就任した。