独協医大も学位謝礼 教授34人に計4100万円
2009年5月29日15時27分配信 産経新聞
独協医科大(栃木県壬生町)は29日、博士号の学位論文審査にかかわった教授34人が大学院生らから現金や商品券の謝礼を受け取っていたことを明らかにした。期間は平成13年1月から20年3月、総額は約4100万円に上るという。
同大によると、金品の授受は関東信越国税局の税務調査で判明。昨年末から行った学内調査で、教授63人のうち34人が授受を認めた。謝礼金は1人当たり1万〜10万円が多く、最高額は1人30万円だった。授受は論文審査後で学位審査への影響はなかったとしている。
同大は「学位の品を損なう事態に至り、深く反省している。コンプライアンス委員会などを中心に、学位審査にかかわる金品授受の禁止などルールを明確化する」と話している。